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ニュージーランドで留学やワーホリで来たけど、仕事をどうやって探せばいいの?と悩む方も多いでしょう。筆者も絶賛悩み中です!ニュージーランドに来てから数か月ほど経ちますが、なかなか仕事が決まりません。そんな中、仕事を探していたところ「詐欺かねずみ講では?」と思われる「仕事」を発見しました。正直、ニートということもあり暇だったので、少しだけその「仕事」に参加してみました。
見つけたきっかけはフェイスブック。メッセンジャーアプリで連絡が来た
貯金残高が0になりつつあり恐怖を感じた私。そこでフェイスブックの求人紹介グループに「仕事探してます!!」という旨を投稿しました。「フェイスブックで仕事探し!?」と驚かれる方も多いと思うのですが、NZではFB関連アプリがないと生きていけないくらい、全員が使っています。仕事探しや住むための家(アパート・シェアハウスなど)探し、地域のお得情報、古着の売買、さらには車まで普通にフェイスブックで売り買いできます!なので、そんなに不思議・おかしな行動というわけでもないんです。
投稿してから数分後、こんなメッセージが、フェイスブック系列のサービス「メッセンジャー」で届きました。
怪しげな男性が言うには、「オンラインでできるフリーランスの仕事だよ」「語学力はいらないよ」「旅行関係の仕事だよ」「隙間時間に仕事ができるよ」とのこと。
「フリーランス」。この言葉の時点で「あれ??」と思いました。アルバイトではなく、わざわざ「フリーランス」としているため、アルバイトのように最低賃金か、クリーンな雇用環境は期待できない可能性が高く、何なら詐欺のにおいすらプンプンします。
とはいえ、私は現在無職。とにかく金に困っています。絶対怪しい仕事だろ、と思いつつ、冷やかし半分で引き受けてみることにしました。変なものであれば、それはそれで皆さんへの注意喚起として、記事にしようと思っていました。(そして、この予想は大当たりだったのですが……。)
アジア系の女性担当者にバトンタッチ、メッセンジャーではなくWats Appで連絡を取り合うことに
最初にメッセージをしてきたのは男性でしたが、「上長から仕事内容についてさらに詳しく説明しますね」とのことで、アジア系の女性の方にバトンタッチしました。この時、なぜか今までやり取りしていた「メッセンジャー」ではなく、「Wats App」というアプリに連絡手段が変更になりました。この時点でも「???」です。通常であれば、せめてメールで連絡を取り合うはずです。例えば、日本で仕事をするときに連絡手段が「LINE」だけだとどう考えてもおかしいですよね。通常の仕事であれば、電話番号やメールアドレスなどを伝え、そこでやり取りをすることになると思うのですが……。
「上長」と接触!詳しい話を聞くことに
いろいろと不安が続く中、ついにメッセンジャーアプリで、「上長」である女性と接触することができました。そしてその女性から「仕事」の内容について説明を受けることに。
長々と説明されましたが、「Wilderness Travel Agency」というサイトの評価を上げたいから、サクラのレビューを書いてくれ、ということのよう。
Googleでは、「ユーザーにとって有益性の高いサイト」がよく表示されるように、日々細かく調整されています。「有益性の高いサイト」の評価軸として、「コンテンツの量が多い」「コンテンツ自体の質が高い」そして場合によっては「ユーザーからのコメント・口コミ数が多い」という点も重要視されています。そのため、この時点までは私も「やっちゃいけないことではあるけど、たまにこういうバイトがあるって聞くからなあ……本当にあったんだ」という程度の認識でした。そして、説明は続きます。
専用のプラットフォームがあるので、そこにアクセスし、数クリックのみで「レビュー」の投稿が完了するようです。「サクラレビューを量産する」とのことだったので、自分でいくつか英語でレビューを作成すればいいのかと思っていたら、いくつかあるテンプレの中から適当に選択すればいいらしいです。
というか「Wildness Travel Agency」なんてウェブサイト聞いたことないし、そもそも実在する本当の旅行関連のサイトだったとしても、一般ユーザーが見たとき怪しさ満点でしょう、似たようなレビューしかないんだから……と思いました。一応「Wilderness Travel Agency」でググるとサイト自体は出てくるんですが、何となくうっすら胡散臭さはあるんですよね……。
この辺りからもう「あー完全に”その手”のやつだな」と考え始めていました。
1レビューするごとにいくらかお金が入るシステム。30レビューごとにまとめて利益を得られる
「プラットフォーム」とやらの画面はこんな感じになっています。「Wallet Balance」が条件達成後にもらえる金額、「Today’s Rewards」が当日稼いだ金額、「Daily Journey」が当日の偽レビュー投稿ノルマ、「Compleated Journey」が当日投稿した偽レビュー数となっています。レビュー投稿ごとにリワードが追加、そして30レビュー投稿後にリワードゲット、という仕組みになっているようです。
「Wallet Balance」は仕事開始お祝い金としてなのかは知りませんが、作業数0でも最初からいくらかチャージされてました。仕事をこなすごとに「Daily Journey」の金額が増え、その金額が「Wallet Balance」にどんどん反映されていくみたいです。
USDTというのが私もよくわからなかったのですが、簡単に言うと「米ドル式の暗号通貨」のことらしいです。そのため、リワード、報酬に関しても一度USDTで受け取り、その後ニュージーランドドルやほかの通貨で受け取る形になるのかもしれません。私は報酬をもらわずにそのままブッチしたのでよくわからないです。
順調に進んだと思いきや……詐欺グループの本領発揮!
さて、作業内容の説明も終わったため、いよいよ実践です。もう説明を受けた時点で「怪しさしかないじゃん」と思っていたのですが、怖いもの見たさで作業を続けていました。27個の偽レビューを投稿したところ、突然レビューを投稿することができなくなってしまったのです!おかしい!と思い、よくよく見てみると……
「Wallet Baance」がマイナスになっている!?!?!?ちゃんと作業していたのになぜ!?!?と思い、先ほどの女性に質問してみました。すると……
「トラベルパッケージ」とやらをゲットできたらしく、もらえる報酬のレートが高いものなんだそうです。いやそれはわかったけど、なんで作業ができないん?そしてなぜバジェットがマイナスになってるの???と謎だらけです。すると、続けてこのようなメッセージが送られてきました。
とりあえず要約すると「この旅行会社が特に宣伝に注力したい旅行パッケージ。だから、この旅行のレビューを投稿すると、ほかの旅行パッケージよりも多くのお金がもらえるよ」とのこと。で、この旅行パッケージのレビューをするためには、お金を払う必要があるとのこと……。
なるほど、全く意味が分からん。例えば30ドル払って、50ドルもらえる、みたいな仕事があれば、そのまま20ドルくれればいいだけの話じゃないですか?意味が分からないし、NZの法律はどうか知らないですが、日本の場合は明らかに違法ですよね!
というわけで、こちらの持ち出しが必要と分かった時点で、私はこの業者とのやり取りを完全にブッチし、これ以降全く連絡を取ることはありませんでした。本当は、お金を払ってみて報酬の受け取りまで記事にできればよかったのですが……。どなたか体験した方がいらしたらご一報いただけると嬉しいです笑
「怪しい」と考える仲間が登場!
実は、この「仕事」に参加した際、「責任者」とされる女性の仕事用チャットグループに招待されました。そこでは私を含め7名前後の参加者がおり、責任者の女性の管理の下「仕事」をしているそうでした。そのグループの「新人」としてグループに参加させられました。
そして私と同じく新人として参加した人から個別チャットが届きました……。
倫理的におかしいと思う、ググってみたけどなんかちょっと怪しい気がする……とのこと。なので、私も「こんなのばかばかしいよ、やめた方がいいよ」と伝えました。やったあ仲間がいた!この子はまだ引き返せそうだ、何とか説得してこの仕事とやらから手をひかせよう……そう思っていました。
「これ絶対ねずみ講だよ、やめた方がいいよ」と説得中の私。ですがこの子の友達が課金をしているらしく、どうやらこのまま続行したい模様……若い感じの子だったのですが、この子を救えないなんてわたしはなんて無力なのだろう……と思っていました……。そして結局……
お金を払ったら、それなりのまとまった金額をもらえたらしいです。よ、よかったね……。しかしまあ、こんな短時間で大金が手に入るってなぜ?と不思議に思わないんですかね?それに、いくら後からお金が戻ってくるとは言われても、やっぱり一回「お金を支払う」というフローを挟む意図が全く理解できません。報酬からその分の経費を差っ引けばいいだけです。ですが、今すぐお金が必要な若い子にはこういうのが刺さっちゃうんでしょうね……悲しい……。
ねずみ講は最初のうちは儲かる、後から儲からなくなる仕組み
日本でもねずみ講で「楽しく楽しながら稼ごう!」「頑張っただけ多くの報酬がもらえる!」とかいろんな甘い言葉で誘惑するようなものがごまんとあります。ネットでよく見かける「アム〇〇イ」なんかもそうですよね。
ねずみ講って、最初のうちは儲かるんです。でも後からどんどん稼げなくなってくるんです。で、「稼げるようにもっと頑張らなきゃ」とズブズブ、お金を抜き取られていくわけです……。本当に、ねずみ講にはかかわらないのが一番ですよ……。
お金がなくても怪しい仕事には飛びつかないようにしよう
今回、私も本当にお金がなさ過ぎて必死だったということもあり、何やら怪しげなものに片足を突っ込んでしまいました。話のネタになるといっても、やっぱり危険なものは危険です。少なくとも連絡先などの情報は握られているわけですから。本当に危ないことをしたなと思いました。
ただ、私はまだ貯金が少しは残っていたのでラッキーでしたが、私よりもっと悪い状況にいる人の場合、もっと深みにはまっているかもしれません。そうした心のスキを、詐欺師やねずみ講の勧誘員が狙ってきます。
うまい話には裏がある。危険を感じたらすぐに逃げましょう!
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