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NZのキウイバンクの開設方法は?どれくらいで開ける?英語ができなくても大丈夫?

NZの銀行口座の作り方 ニュージーランド留学記

ニュージーランドにワーホリ・留学に来たらまずやっておきたいこと、それは「銀行口座(Bank Account)を開設すること!これがないとニュージーランドで働くどころか、IRDナンバーも作れません。IRDナンバーとは、ニュージーランドの納税者番号のこと。IRDナンバーがなくても働くことはできますが、これがないまま給与を受け取ると、所得税が最高税率で徴収されてしまいます。そのため、銀行口座を開設したら、すぐに必ず取得取得手続きを行いましょう。ただし、注意したいのが「観光ビザ」では口座が作れないこと。銀行口座を作る場合は、「ワーホリ」あるいは「留学」ビザを準備しましょう。

私の場合、入国後4週間はホームステイをしていました。そのため、最初の1週間は街の探索、2週間目~3週間目はホームステイ後の入居先探し、4週目に銀行口座とIRDナンバーの取得手続きをしていました。レストランでご飯を注文することすら難しいほどの語学力の私でも、比較的スムーズに銀行口座・IRDナンバーともに取得することができました。今回は、銀行口座の開設方法について詳しく紹介していきます。

ニュージーランドの銀行口座の開き方(キウイバンク)

ニュージーランドには、キウイバンク(Kiwi Bank)、ANZ、ASBなどいくつかの銀行がありますが、今回はキウイバンクでの銀行口座の開き方を解説します。大まかな流れとしては、オンラインで開設申請→銀行へ行き、本人確認をする→解説完了、となります。

キウイバンクのオンライン申請方法

まず、以下のキウイバンクの公式サイトに行きます。
https://www.kiwibank.co.nz/join-kiwibank/

画面をスクロールすると、「I’d like an account for」(〇〇用のアカウントが欲しいです)という文言が出てくるので、「Just me」を選択。

すると、以下のようにいろいろと出てくるのですが、基本的にワーホリ・留学ビザで渡航している場合はほぼすべての項目にクリアしているはずなので、気にせず次のページに進んで大丈夫です。(観光ビザの方は銀行口座を作れません。)「Live in New Zeland」に関しても、ほとんどの場合でフラットかホームステイという形で居住していると思うので気にしなくて大丈夫です。ただし、一時的にバックパッカー用のホテルなどに滞在している場合は、口座の開設ができるかどうか問い合わせた方がいいかもしれません。

画面をスクロールすると、「Join online」というボタンが出てくるのでクリック。

「Tell us about yourself」で個人情報を入力

個人情報入力画面が出てくるので、情報を入力していきます。もちろんすべて英語で書かれているので、分かりにくい場合は、スマホやPCの翻訳機能を使ってもよいでしょう。各項目について解説します。

Title

MrやMiss、Drなど、名前の前につける敬称です。特にこだわりがない場合、男性なら「Mr」、女性なら「Ms」か「Miss」、「Mrs」でよいでしょう。「Ms」はティーンエイジャーなどの若い女性を、「Miss」は大人の女性、「Mrs」は結婚した女性を指すので、女性の場合はTitleを何にするか選択肢が多いです。

First and middle name (as shown on your ID)

「花子」「太郎」など、ファーストネームを記入します。日本人の場合、ミドルネームは存在しない方が多いと思うので、ファーストネームのみ入力すればOKです。ただし、あだ名などはNGで、パスポートなど、本人確認書類と同一の名前を記載しましょう。

Last name (as shown on your ID)

「田中」「山田」など苗字を記載します。こちらも、ファーストネームと同様にパスポートに記載されている名前を記載しましょう。

Email

普段よく使うアドレスを記載しましょう。

NZ mobile number

ニュージーランドで使える電話番号を記載します。もし持っていない場合は、早めに取得するようにしましょう。

Date of birth

誕生日を記載しましょう。

Home address

現住所を記載します。ホームステイ先の住所や、現在住んでいるフラット(シェアハウス)の住所を記載しましょう。オンライン申請が終わった後、銀行で本人確認をするのですが、その際に住所証明が必要になります。語学学校に通っている場合はその語学学校で住所証明を発行することができるのですが、通っていない場合は発行ができません。その代わり、フラットに住んでいる場合はフラットの契約書が証明書になります。バックパッカー用のホテルに滞在している場合はこのような証明書の発行ができないため、そもそも銀行口座を作ることができない可能性があります。その際は、銀行に直接確認をすることをお勧めします。

ここまで入力したら、「I have read and agree to the Kiwibank Privacy Policy and General Terms & Conditions」とあるボタンにチェックをして次のページに進みます。

IRDナンバーは入力しなくてOK

次のページに進むと、税金関係の入力画面になります。IRDナンバーの入力を求められますが、入国直後の場合は持っていないはずなので、こちらは入力しなくても大丈夫です。

マイナンバーを入力

「Are you a tax resident in any other countries?」という質問にはYESと答え、ナンバーを入力します。日本で住民票を抜く手続きをした場合、マイナンバーカードも失効しています。しかしそれでも「マイナンバー」自体は有効なため、登録をしましょう。

海外からの想定送金金額・NZ国内での想定収入を入力

個人情報のほかにも、海外送金やNZ国内での想定収入金額を記入する必要があります。私の場合、よくわからなかったので適当に記入してしまいました。ですが、特に目立ったトラブルは発生していないのでなんとなーくで大丈夫な気がします……。

本人確認のために準備するものは3つだけ

オンラインでの申請が済んだら、最寄りのキウイバンクの支店に行き、本人確認をします。本人確認をする場合はアポイントと取る必要があるのですが、私の場合は予約なしで行ったのに即対応してもらえました。ただし、アポなし訪問で門前払いされたという声もたまに聴くので、この辺りは運要素もある気がします……。本人確認の際は、以下のものを持参しましょう。

・住所を証明できるもの
・パスポート
・VISA(留学ビザ・ワーキングホリデービザなど)

私が本人確認をしたとき、うっかりビザのコピーを持っていくのを忘れていました。そのため「明日出直します」と伝えたところ、なぜか「なくても大丈夫です!」と言われ、気が付いたら完全に手続きが終わり、ネットバンキングなどが正常に使える状態に……。田舎の支店の場合、本人確認が若干ザルになるのかもしれません。真相はわかりませんが、皆さんが申請に行く際には必ずビザのコピーを忘れないようにしましょう。

キャッシュカードはデビットカード付きのものを選ぼう

キャッシュカードは2種類あります。「キャッシュカードのみ」「デビット機能付きキャッシュカード」です。「キャッシュカードのみ」のものよりも、デビット機能付きのものを作ることを強くお勧めします。キャッシュカードの場合、現金をATMで引き出すことしかできませんが、デビット機能付きのものは、スーパーやカフェなどでの支払い、またネットショッピングを利用する際にも使えます。

ニュージーランで早く働きたい場合は入国直後から行動を!

キウイバンクの場合、最短で即日から銀行口座を開設することができます。ただし、何人かに確認したところ「数日程度」「2週間ほど」「1か月以上」など、開設までかなりの時間を要する人もいました。

特にオークランドなど都市部に滞在する場合、多くの人が銀行に行くため、本人確認のため窓口に行く場合は必ず事前の予約が必須になります。ですが、田舎で人口が少ない都市の支店であれば、アポなしで訪問してもすぐに対応してくれることがほとんどです。

私が銀行口座を作成したのは、ネルソンという、北島のほぼ最北端にある地域です。人口は非常に少なく、街の中心部にあるキウイバンクの支店はいつ行ってもガラガラで、予約なしで行っても特に嫌な顔もされずに対応してもらえました。そのため、「ニュージーランドに行くけど、何をしようかまだ決めていない」という場合は、ネルソンやクイーンズタウンといった、やや人口の少ない街に滞在し、銀行口座を開設することを強くお勧めします。

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