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ニュージーランドで車は買うべき?失敗談を紹介!

ニュージーランド留学記

ニュージーランドにワーホリなどで行った場合、車を買うかどうか悩む方も多いでしょう。ニュージーランドは美しい自然がいっぱい、だけど公共交通機関が全くと言っていいほど充実していないので、どこへ行こうにも必ず車が必要になります。

ニュージーランド渡航当初、私は全く車を買う予定はありませんでした。日本で7年ペーパードライバーで、車の運転なんてしたら絶対人が死ぬ!と思ったからです。しかし、そんな私でもうっかり車を買ってしまったのです……。理由は、仕事探し。車があるのとないのとでは、見つかる仕事の量も段違い!車があれば、ファームジョブも見つけられるし、ちょっと郊外にあるカフェの仕事だって見つけられます。そんなわけで、車を購入したのですが……これがまあ、ちょっと失敗しちゃったかな!?!?という感じで、結局購入後1か月で車を手放すことにしました。完全に失敗、というわけではないのですが、購入したことで多くの不安、そして出費が増えてしまいました。今回は、ニュージーランドのワーホリでの車購入失敗談をご紹介します。

ニュージーランドのガソリン代は高すぎる。満タンで200ドル程度

車を手放すことを決めた一番の理由はこれ!ガソリン代です!2023年、日本でもガソリン価格の高騰が問題になっていますが、ニュージーランドでも同じ!日本ではリッターあたり180円~200円くらいだったと思いますが、ニュージーランドの場合は280セント(270円くらい)で見つけられたら超ラッキー、ほとんどが290セント(280円くらい)となっています!なので、カラのタンクを満タンにしようとすると、平気で200ドル飛んでいく……数十ドルすら払うのが精いっぱいの中、こんな大金払うことなんてできないですよね!円安相場だし!!

友達と旅行をすれば割安に

一人で旅行をする場合は、すべてのガス代を自分一人で払わないといけません。ですが、友人を何人か集めることができれば、その負担はぐっと減ります。当初、誰かの予定に合わせて動くのが苦手だったので一人でいろいろなところに出かけていたのですが、ガス代がどうしても痛かったです。そのため、友人を誘って数名でガソリン代を分け合うことで、この困難を乗り切っていました。

もし語学学校や地域の友達がいれば、積極的に声をかけてみるといいでしょう。お友達は遠くの観光地に行けてハッピー、自分もガス代が浮いてハッピー、WIN-WINの関係になりますね!私の場合、友人のおかげで行ってみたかった場所にも比較的割安で行けたので本当に良かったと思いました!また友人も、なかなか遠出をする機会がなかったとのことで、本当にWIN-WINでよかったです!!

違反切符をすぐ切られる。しかも高い。

ある日、私が住むフラット(シェアハウスのようなもの)に郵便が届きました。なんだろうと思ったら、速度違反の違反切符!!60キロ道路を81キロで走行していたとのことで、罰金を払えと言われました。その額なんと170ドル!(16,000円くらい)本当に仕事もなくて、家賃を払えるかどうかカツカツの中での支払い、本当に痛かったです。おそらく、ハイウェイから一般道に入った後、減速中の間に日本でいうオービスに捕まったんだと思います。ハイウェイだとかなりスピードが出ているので、減速をあまりにも急にやりすぎると後続の車に危ないかな?と思っていたのですが、これを受け取って意識が少し変わりました。もう街に入りそうとわかったら速攻で減速する。というか、ハイウェイ走ってるとき、制限速度ギリギリで走ってるのにほかの車にバンバン抜かされるので、こういう車は捕まえないんかい!!!と怒りの気持ちがわいたのも確かです。(この時点でドライバーとしてのセンスは皆無ですよね)

とはいえ、違反は違反。本当に釈然としないし、悔しかったですが泣く泣く払いました。よく考えると、日本でも高速道路とか、一般道でいわゆる「ネズミ捕り」に引っかかってキーッてなってる人いますが、まさしく私もそれになったわけです。そう考えると、感慨深いなと……。とはいえ、この一件で完全に私は運転が嫌いになったので、よっぽどのことがない限りもう二度と運転することはないでしょう。運転適性のなさを自覚したうえで車を手放すことを決意したので、ある意味優良ドライバーなのかもしれません……。

ちなみに、こうした違反切符を切られるのはそう珍しいことではないようで、私の友人も切符を切られたことがあるそうです。たぶん、ローカルの人が捕まってないのは日本でもよくある通り、ネズミ捕りの場所をよく熟知しているからなんでしょう。

ニュージーランドでの車の購入はほぼギャンブル。修理箇所が多い可能性も

ニュージーランドでは、中古車を個人で売買することが当たり前になっています。フェイスブック上のフリーマーケット「マーケットプレイス」では、日々いろんな車が売りに出されています。私もフェイスブックで車を買いました。私は運良く、かなり状態のいい車を2,800ドルで買うことができました。日本円でいうと30万円もしないくらいです。私が買った車は、走行距離は17万キロ、2004年製造でした。ニュージーランドで2000年代初頭の生産の車だと、走行距離は平均20~25万キロくらいなのですが、かなり状態のいい車を発見できました。17万キロの車だと、たいてい3,500ドルくらいが相場なので本当にラッキーでした……。

ですが、車を買った後にいくつか不具合が発生しました。車のブレーキランプ?車後方についている、赤いランプが取れかかっていて、しかもガムテープで補強されているではありませんか!前のオーナーさんによるガサツ修理の結果でしょう(笑)しかも!片方のヘッドライトが切れているので修理の必要がありました!

私の車の状態はまだいい方で、「エンジンかけるときにすごい音がする」「オイル漏れがひどい」などとんでもない車を買ってしまった人もいるようなので、車を購入する場合は基本的にギャンブルだと思った方がいいと思います。少なくとも私はめちゃくちゃラッキーでした。

地元の修理屋を事前にチェック。緊急時に駆け込もう

車に乗っていると、ライトが壊れた、ワイパーの調子がおかしい……など、様々な不調が出てくると思います。そんなときに助けになるのが、メカニックと呼ばれる車の修理業者です。街には多くの修理業者があるため、地元の人の紹介や、Googleレビューなどで評判のいい修理屋を見つけておきましょう。まさかのトラブルの際にかなり助けになります。

地域によってはかなり売りづらい。売るならオークランド・クライストチャーチで

私は南島北端の街、ネルソンという小さな都市に住んでいます。基本的に日本人はそこまで多くなく、日本人がネルソンにいたら9割くらいの確率で語学学校の学生です。本当に日本人の数が少ない!そのため、帰国日が迫って「日本人相手に売りたい!」と思っても、なかなかうまくいかないことが多いです。私も当初、日本人に売りたいと思い「ニュー〇ーラン〇大〇き」という、有名な日本人向けコミュニティサイトで出品していたのですが、面白いくらいに反響がなく、泣く泣くフェイスブックのマーケットプレイスに出品しました。現地の人と英語でやり取りをすることになるので本当にしんどかったです。しかも相手は車に詳しい。ニュージーランド人は一家に数台車を持っているのが当たり前、観察眼が鋭いです!それにやまない値引き交渉の嵐!うるせえ、私はこの値段で売りたいんじゃ割引なんかするか~~~!!!という感じです。ほんとややこしくなるので、大都市で日本人相手に売り飛ばした方が絶対いいです。

なので、車を売りたい場合はクライストチャーチやオークランドに行くことをお勧めします。ネルソンやクイーンズタウンは日本人が少ないので、地元住民相手に売らないといけなくなるのでめっちゃしんどいです!!

車はメリット・デメリットをしっかり把握して購入を!

今回デメリットばかりを挙げてしまいましたが、基本的に私は車を買ったことで後悔はしていません。(金銭面以外)本当に良い経験ができました。友人たちと行った美しい景色を私は一生忘れることはないでしょう。ですが、それと同時に「車は売れるのか」「車の整備・点検費用が思ったよりかさむ」「反則金」といった不安が常に付きまとっていました。

正直、購入する前にこうした費用計算をほとんどしていませんでした。いくつかの情報サイトを見て、「こうすればギリギリまでランニングコストを削れるんだ!」という知識は得ていたのですが、いざ所有してみると思わぬトラブルがたくさん……!事前にもっと調べればよかったのですが、「思い立ったら即行動!」の無駄な行動力を持った悲しきモンスターゆえの暴走でした。

また、私自身のワーホリ期間が半年と、かなり短期の予定だったため、その場ですぐに決めて行動をしないとあっという間に時間切れになってしまう、という恐怖もありました。そして実際、求人を探すと「どう考えても車の距離だ」という求人ばかりで、もしこうしたコストがそこまでかからないのであれば、帰国直前くらいまで車を持っていたと思います。それか私がもっと早くに仕事を見つけられていれば手放すことはなかったのに!と本当に後悔も沢山あります。

結果的に買ってすぐに手放すことにはなってしまいましたが、これもまた経験。ニュージーランドで車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。私の場合は完全に見通しが甘かったのと絶望的に頭が悪かったのでこのような結果になりましたので!ご参考までに。

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