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アマプラ「力の指輪」予習!ロードオブザリングとホビット、どっちから観るべき?徹底解説!

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2022年9月2日、何年も制作していた「力の指輪」(原題:The Rings of Power)が公開となります!ロードオブザリングやホビットの前日譚になることが明かされており、エルロンドやガラドリエル、ガンダルフ等おなじみのキャラクターのほか、デュリン4世(モリアのドワーフの王)など、新キャラクターも登場予定。

「ロードオブザリングを観ていないから予習しておきたい!でもどこから観たらいいのかわからない!」という方のために、「とりあえずこれだけは押さえておこう!」という作品をリストアップしました。

ロードオブザリング/ホビットはどちらから観るべき?

スターウォーズでも、「公開順に4~6、1~3、7~9と観るべき?それとも時系列順?」など様々な論争があります。「ロードオブザリング」に関しても、指輪を捨てる旅である「ロードオブザリング」が先に公開、その前日譚に当たる「ホビット」が後から公開されています。

結論、ロードオブザリング・ホビットどちらから先に観てもOKです。ただし、以下の順番は必ず守るようにしてください。せめてこの順番を守らないと、時系列がぐちゃぐちゃになってわけがわからなくなってしまいます。

ロードオブザリング→ホビットの順で観る場合

①旅の仲間→②二つの塔→③王の帰還→④思いがけない冒険→⑤竜に奪われた王国→⑥決戦のゆくえ

①~③は「ロードオブザリング」シリーズ、④~⑥は「ホビット」シリーズです。

ホビット→ロードオブザリングの順で観る場合

①思いがけない冒険→②竜に奪われた王国→③決戦のゆくえ→④旅の仲間→⑤二つの塔→⑥王の帰還

うっかり観る順番を間違えないように気をつけましょう。

アマプラ「力の指輪」予習!ロードオブザリングを観よう!

観る順番を頭に叩き込んだら!サクサク作品を鑑賞しちゃいましょう!全部で6本、週末に1本ずつ鑑賞したとしても6週間で終わってしまうので、まだまだ予習には間に合います!本記事ではまず「ロードオブザリング」について紹介します!

ロードオブザリング 旅の仲間

映画版ロードオブザリングの始まり。ビルボから「力の指輪」を譲られたフロドが、中つ国を救うために指輪を捨てる旅に出る…映画史に残る不朽の名作、第一弾。

フロド・バギンズのおじ、ビルボ・バギンズの101歳の誕生日パーティーの日。ビルボは、甥のフロド・バギンズに「力の指輪(一つの指輪とも呼ぶ)」を託し、ホビットたちの住む村、「ホビット庄」を後にします。

じつは、この「力の指輪」のせいで、世界は崩壊の危機を迎えていました。力の指輪は、世界を掌握できるほどの力を持っています。この力は誰にでも扱えるものではなく、モルドールという暗黒の国の王、サウロンにしか扱うことができません。この指輪は、サウロン以外の者が扱うとある種の呪い、「異常なほどの長寿」「指輪を守るためにためらいもなく他者を殺すなどの異常行動」を起こします。

もしサウロンにこの指輪が渡れば、間違いなく世界は滅びます。様々な種族、エルフや人間、ドワーフ、そしてホビットたちの住む「中つ国」はすべてオークや「ウルク=ハイ」といった野蛮で卑劣な種族に滅ぼされてしまうでしょう。

この危機から救うにはどうするか。それは、モルドールにある「滅びの山」に指輪を捨てること。それ以外に方法はありません。

そこで、2人の人間、1人のドワーフ、1人のエルフ、そしてフロドをはじめとした4人のホビットと1人の魔法使い、ガンダルフが立ち上がり、世界を救う旅に出ることになりました。

ロードオブザリング 二つの塔

「二つの塔」とは、サウロンの「目玉」があるバラド=ドゥーアと、魔法使いサルマンがいるオルサンクの塔のことを指します。サウロンが指揮するモルドールの重要拠点となっています。

「旅の仲間」の重大なネタバレを含むため、詳細なあらすじの紹介は省きます。ですが、第三章「王の帰還」に向けて、大きく物語が動き出します。モルドール……サウロンという強大な敵に、エルフや人間、ドワーフ、そしてホビットたちが真っ向勝負を仕掛けます。

ロードオブザリング 王の帰還

ロードオブザリング、最終章。二つの塔で、歴史的な大勝をあげますが、戦いはそれだけでは終わりません。結局、フロドが持つ「一つの指輪」を破壊しないことには、いくら戦争で勝とうとも意味がないのです。3部作のうち、最も美しく最も切ない、そして心を締め付けられる1本。フロドと旅の仲間たちは、どのような結末を迎えるのでしょうか。

物語には終わりがある。始まりがあるから終わりがあるし、終わった後も続く物語がある。とにかく感情を根っこから揺さぶられます。

ディレクターズカット版、「エクステンデッドエディション」もおすすめ

ロードオブザリングの監督を務めたP.ジャクソン監督は大のロードオブザリングファン。「尺のためにカットしたシーンがもったいない!もっと中つ国の世界を詳細に描きたい!」という強い希望から、ディレクターズカット版、通称「エクステンデッドエディション」を制作。

劇場版は2時間くらい、こちらのディレクターズカット版はなんと4時間くらいという大ボリューム。観るのに躊躇してしまうくらいのボリュームではありますが、「なぜ指輪が力を持っているのか」というのが更に詳細に語られているので、初心者にはむしろこちらの方がわかりやすいかもしれません……。

お値段はちょっと張りますが、ディレクターズカット版の全巻セットも販売しています。私はこの全巻セットを購入、のちにイベントでビリーボイドなどからBOXにサインをもらっています。記念品になること間違いなしなので、ぜひ購入を検討してみてくださいね。

映画を観てから!原作「指輪物語」を読もう

断言します。小説版指輪物語、初心者は間違いなく挫折します。映画ロードオブザリングガチ勢を自称する私ですが、3回目のトライでようやく読破できました。最初2回は、はじめの30ページで挫折しています。

なぜ最初の30ページで挫折するのか。それはフロドが全然旅に出ないから、なんです!

フロドが旅に出たのは……50歳の時!?

映画だと、ビルボから指輪を託されたフロドは、あっという間に身支度を整えて旅に出ています。ですが、原作だと指輪をもらってから20年くらいはずっとホビット庄から出ないんですよ……。フロドが指輪を捨てる旅に出たのは原作だとなんと50歳くらい。映画では、イライジャウッド、当時20歳になるかならないかくらいの時なので、イメージと全然違います!

面倒なシーンは読み飛ばしてOK。たまにパラパラ読む程度で楽しもう

なかなかフロドは旅に出ないし、ホビット庄での娯楽について、ホビットという種族の性格などが非常に詳細に描かれています。多分これだけで50ページは使ってるんじゃなかろうか。作者のJRRトールキン自信が本当にホビットという種族に愛着を持っているんだなあと感じるのですが……

そんなもんはどうでもいい。とっととフロドの旅の詳細を書け!フロドを旅立たせろ!

と怒鳴り散らかしそうになります。(口が悪くてすいません笑)

と、そんな感じで初見殺しがひどすぎるので、まずは映画を観て、流し読みしながら「あれ?こんなシーン映画にはなかったぞ?」「あ、映画のこのシーンってこういう文脈だったのか」と軽く把握するくらいでちょうどいいと思います。慣れてきたらがっつり読む。

図書館で本借りて読めばいいやという方もいらっしゃるかもなのですが、上記のような事情もあるので、可能な限り購入して、手元に置いておいてふとした時に読む、くらいがちょうどいいと思います。

余談:本作のプロデューサーは悪名高きワインスタインです。

ワインスタインの悪名は全世界が知るところとなっているので、細かくは言及しません。自身の権力を利用し、ありとあらゆるところで筆舌に尽くしがたいことをしてきました。本作でも、「最低でも2本以上は制作したい」と主張するPJ監督に対して「1本しか許可しない」と突っぱねたり、何かとひどいことをしていたようです。

そんな目にあいつつも、何とかニューラインシネマで「2~3本製作してもOK」と許可をもらうことができ、このように歴史に残る作品となることができました。
ありがとうニューラインシネマ……。そしてPJ監督も、腐らずにいろいろなところに営業かけてくださってくれたから今がある。関係各所に五体投地。

PJ監督が、大きな権力に押しつぶされそうになりながらも守りたかったものがここにあります。
皆さん、ぜひご鑑賞ください。

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