せっかく海外暮らしをするのだから、現地の友達が欲しい……。そう願う人は多いでしょう。しかし、いざ現地に行ってみると日本人コミュニティばかりに入り浸ってしまい、なかなか英語力が伸びなかった、という話もよく聞きます。
私は現在ニュージーランドでワーキングホリデーをしており、3か月間語学学校に通っていましたが、その期間はほとんど日本人と話していました。英語が全く話せなかったので、どうしても楽な方に流れてしまったんですね……。それでも、何とか現地で何人か友達を作ることができました!おかげさまで英語力も徐々に伸びてきており、まだ不十分ではありますが、「ワーホリに来てよかった!」と心から思えるようになりました。
今回は、「どうしても現地の人と友達になりたい!」という方向けに、どうやったら現地の友達ができるかを解説します。
現地の人と友達になる最も簡単な方法は現地企業で働くこと
最も手っ取り早いのが、ローカルのお店や企業で働いて、同僚と仲良くなることです。仕事をすれば、嫌でも現地の方との会話に混ざることになるので話す機会も増えるため、語学力を伸ばす大きなきっかけになります。また、レストランや雑貨店、バーなどであれば接客を行うこともあるため、常連の方と仲良くなることもあるでしょう。英語力に自信がなくても、なんとかやっていけている人もいるため、まずは試しにやってみて、難しそうであれば転職をするとよいでしょう。
アパートの住民やオーナーとたくさん話す
アパートやシェアハウス(フラットと呼ぶ場合も)のオーナーや、ほかの入居者がいればそうした人たちと積極的に話すといいでしょう。オーナーやほかの入居者のつてで、思わぬ出会いがあるかもしれません。また、身近な人であれば顔を合わせている時間も長いため、より親密な関係になることができるでしょう!さらに場合によっては、現地の人だけではなく、様々な国から留学などの理由でやってきた人と友達になることができるかもしれません。
フェイスブックやティンダーなどのアプリで知り合う
特にニュージーランドでは、フェイスブックが非常に普及しています。誰もかれもがフェイスブックを使っていて、「フェイスブックがないと生きていけないのでは??」と思うほど。カジュアルな仕事探しや、おうち探しまでてきちゃいます。しかも、なんと車ですらフェイスブックで手軽に購入できるので、日本とは世界が全く違います……!!!
また、ティンダーなどのマッチングアプリでも友達探しはできますが、どちらかというとデートアプリとしての側面が大きいため、時には危険な目にあうことも……。とはいえ、どんなツールも使い方次第。例えば、実際に会う人は絶対に同性にする、昼間にしか会わない、会うとしてもひとけの多いカフェにする、などで対策をすれば、非常に良い友達づくりのツールになるかもしれません。
お店の店員さんと仲良くなるのもアリ
お店に入ると店員さんが「How are you?」と声をかけてきます。要するに「いらっしゃいませ!」という意味ですね。これをきっかけに、会話が広がることもあります。
私の実体験になるのですが、ニュージーランド渡航1週間目くらいに、ある雑貨屋さんに入りました。そして店員さんに「How~」と声をかけられました。当時のの私は頭が悪かったので「I’m fine! And you?」と日本人ムーブをかましました。そしてその店員さんがすごく優しくて、「私も元気よ、毎日素敵な雑貨に囲まれて幸せ!」と言ってくれました。そこで話が弾み、「あなたのおすすめの商品はありますか?」とか、「私は日本から来て…」と会話が弾み、気が付けばニュージーランドで最初にできた現地の友達になりました。
英語が話せたから会話が弾んだんでしょ?と思われるかもしれませんが、当時の私は本当に英語が話せなくて、片言英語でやっと、「How do you do?」すらも満足に言えないレベルでした。リスニングも、いくつかの単語がようやく聞き取れるレベルで、学校の授業についていくのがやっと!という状態。それでも会話ができたのは、その方がゆっくり、はっきりと話してくれる方で、外国人の話す英語にも寛容であってくれたことが大きいと思います。私の場合は完全に運がよかっただけなのですが、ふとした瞬間にも出会いは転がっていると思います!
店員さんとおしゃべりをする際は、周囲に他のお客さんがいないか、忙しそうではないかなど、状況を必ず見極めるようにしましょう。お店の迷惑になる可能性もあります。
車を売ろうとしたら友達ができた
これはかなりレアケースにはなるのですが、私が車を売るときに購入希望者に会ったところ、想像以上に話が弾んでそのまま友達になりました!フェイスブック経由で車の購入希望の連絡をもらい、会う約束をしました。変な人だったらどうしよう……というか今まで会ってきた購入希望者はほぼ変な人だったから心配だなあ、と思っていたら、なんと本当に良い人で!おまけにその人が日本語勉強中ということで、お互い言語交換パートナーにならない??という話で大盛り上がり。その後一緒にカフェに行ったり、ランチに行っておしゃべりしたりと本当に楽しいひとときを過ごしました。そしてフェイスブックで友達登録をして、また近いうちに会おう!と固く誓い合う仲に!(ただし車は買ってもらえなかったです笑)
現地の人との話題が見つからないときは?これを抑えておこう
話しかけたいけど、話題が思いつかない!会話が途切れたらどうしよう!と思ったりしませんか?私もいまだにそうです。本当にコミュ障で人と話すのが基本的に苦手です。ですが、いくつか「これさえ頭に入れておけば誰とでも話せるぞ!」という話題を見つけたので紹介します。
自分の出身地に関する話題
自分の出身地の話題は鉄板ですよね!日本の文化や、自分の生まれ育った地域の話題は絶対に外せません。そこから、「あなたの出身地は?」「この国で流行っていることは?」「この国であなたが好きな場所はある?」などの地元トークに持っていくと基本的に盛り上がります。ただし、場合によってはデリケートな問題に発展することも。例えば、貧困層が多く住む地域出身だった場合、そのことを話したくない、という人ももちろんいます。そのため地域の話をする際は、相手との距離感や空気管をつかみながら話すようにしましょう。
政治的な話題
生活コストの上昇、世界情勢、国内情勢などの話題も鉄板です。地域によっては、当たり前のように政治批判の話をしたり、逆に政府に対して評価できる点などの話をすることもあります。そのため、ニュースを見てある程度世界情勢や、政治ニュースを頭に入れておくようにしましょう。
そんなの難しいよ!という場合は、自分の身の回りの話でも問題ありません。例えば、最近だと様々な食品の価格が高騰しています。「食品が高くて買えない、生活するのがつらいよ!賃金上げてほしい!」これだけでも立派な政治的な話です。あまり難しく考えすぎずに、「そういえばこんなことあったな~」程度は情報収集をするようにしましょう。
ポケモンの話題は世界共通!ポケモンGOは絶対にやっておこう
ポケモンは全世界どこに行っても誰かは絶対やってます!そのため、とりあえず話題に詰まったら私はポケモンの話をするようにしています。そして話した人の約7割が、過去にポケモンをプレイしていた、あるいはゲームソフトはやったことないけどポケGOならやってる!という状況でした!本当にみんな当たり前のようにポケGOをやってるので、とりあえずポケモンを全く知らなくてもポケGOをインストールくらいはした方がいいです!!本当にありがとう任天堂さんというくらいみんなポケモンやってます。(大事なので「ポケGO」と3回言いました笑)
現地の友達を作る方法はたくさん!まずは話しかける勇気を持とう
「文法がわからない!」「発音がへたくそ!」「そもそも英語が全く分からない!」と言って、話すことをあきらめたりしていませんか?確かに、言葉がわからないと何を聞かれているのか、何を話したらいいかわからないですよね。その気持ちは本当にわかります!!ですが、「できない」と自分を決めつけて行動に起こさないのは本当にもったいないです!!少しのきっかけで何かが大きく変わることがあります。
例えば私たちが日本で生活しているときに、海外の方からかなり片言の日本語で話かけられても「こいつ日本語へたくそだな。何言ってるか全然わかんないよ!この人あほじゃない?」なんて思わないですよね?むしろ、第二言語として学んでいて、これからもっと勉強しようと奮闘している人がいたら応援したくなりませんか?
文法がかなり間違っている、発音もおかしい、そんな状況でも、やはりネイティブですし意味をくみ取って理解できますよね?つまりそういうことなんです!多少失礼な言い回しになってしまったとしても、「ああ、まだ勉強中だから当たり前だよね!」と大目に見てもらえるし、ひょっとすると文法の間違いを教えてくれるかもしれません。すると、「これからは間違えないようにするぞ!」という意識も芽生えますし、語学力もどんどん伸びていくこと間違いなしです!
友達が欲しいと願うだけではなく、ただただ行動数を増やしていくこと、これが最も大切なことだと思います。まずはひたすら行動を積み重ねましょう!
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