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SING2:Next Stageあらすじ、感想を紹介|タロン・エジャトン、スカーレットヨハンソンなどが続投!

映画館公開作品おすすめ

SING2:Next Stageあらすじ

コアラの支配人バスター・ムーンの奮闘で、見事に再生したニュー・ムーン劇場は連日満席、活気に満ち溢れていた。お馴染みの仲間、ロジータ、アッシュ、ジョニー、ミーナ、グンターは、地元で大人気。ところがバスターは、さらなる夢と野望を膨らませていた。エンターテインメントの聖地で、自分たちのショーを開催したい! その情熱だけを胸に、コネもツテもないまま、バスターは仲間たちと共に大都会へと向かう――。

SING2:Next Stage公式サイトより引用

SING2:Next Stageは大人も観るべき

子供向けアニメだから観なくていいか……とスルーしていませんか?その理由でスルーするのは本当にもったいない!子供向けのアニメのはずなのに、大人にもグサッと刺さる、むしろ子供より大人の方が共感できること多いんじゃないでしょうか!

本作を見ていると、「そういえば自分もこういうところあるかも……」というシーンもいくつもありました。

「たった一人の意見」に惑わされてない?

冒頭、バスタムーンは著名な演劇評論家にこっぴどく批判されて落ち込みます。バスタムーンの夢は、大都会で自分が作った作品を上演すること。でも評論家には「こんなクオリティだと田舎の小さいシアターであなたのキャリアはおしまいよ」とまで言われてしまいます。

「もう自分は終わりだ!」とバスタムーンは大暴れしますが、バスタムーンを支えている、黒い羊の「ナナ」はこう言います。(だいぶ意訳してますが……)

「たかが一人の批判で何をそんなに落ち込んでいるの?自分の夢なんだからしっかりしなさい!」

どんなに著名な批評家と言えど、所詮は「その辺にいる一人の人間」です。そんな、世界中に何十億人といる人類の中で、たった一人に批判されたからと言って「全人類から否定された」というわけではありません。きっとどこかで、自分の作品を評価してくれる人もいる。現に、小さな劇場とはいえ、バスタムーンの演劇は常に満員御礼。大都会でも通用する素質は十分にあるはずです。

誰かに否定されて、そこで歩みを止めたら、その時が本当に敗北したとき。
本当に成功したい、夢を実現させたい、と思ったら、どんな批判にもめげず、ただ前に進み続けることが大切。そんなことを教えてくれました。

自信をなくしてない?

有名なダンスコーチに、ダンスを教わるジョニー。歌は得意だけど、ダンスは……。どれだけ練習を重ねても、なかなか上手に踊ることができない。

ジョニーの偉いところ、「自分は歌ができればそれでいいや!」と立ち止まらず、街で偶然見かけたダンスの上手な人、「ヌーシー」を見つけて、「自分のダンスコーチになってくれ!」と頼んだところ!普通なら、ほかの人より何かとびぬけた才能(ジョニーの場合は歌が飛びぬけて上手ですね)を持っていたら、「ならほかのことがんばらなくていいじゃん!!」とふてくされちゃうんじゃないでしょうか。
ジョニーはとても優しくて真面目、頑張り屋さんな子なんですね。

そして始まったヌーシーによるダンスレッスン。ジョニーのダンスを見てこう言います。

「最初から難しいことをやって、自信を無くしちゃったんだ。まずは簡単なところからやってみよう!」

外国語を勉強し始めるとき、「まず最初に字幕なしで映画やドラマを見てみようか!」となる人はそうそういないでしょう。見たところで理解ができないですし、何より「全然内容が理解できない」ことで、ストレスになり勉強が嫌になってしまう可能性もあります。

だからこそ、初めて勉強する際は、「単語」を覚え、そして「文法」も勉強する。そして簡単な文章から組み立てて、徐々に日常会話レベルまでの文章を組み立てていく。

最初から難しいことに挑戦せず、まずはじっくりと基礎から!焦らない!ということを教えてもらいました。

自分の道は自分で切り開く!

バスタムーンの素晴らしいところは、「とにかく何があっても前に進み続ける力を持っている」ことです。「オーディションを受けさせてもらえない?それなら飛び入り参加だ!」「隠遁生活を送るロックスターをショーに出す?とりあえず交渉あるのみだ!」「ショーをやらせてもらえない?それなら勝手にやっちゃえばいいんだ!」

「それは絶対に無理だろ!」ということでも、困難に見舞われつつも、バスタムーンはやり遂げてしまいます。その原動力は「自分の夢を叶えたい」という、強い意志だけです。

誰に否定さえれようとも、ただ自分の信念を貫く。そうすれば必ず夢は叶う。

人は、誰かが夢を叶えようと奮闘すると、冷やかしたり笑いものにしたりします。
もし夢をバカにされて笑われたら、その時はバスタムーンの力を少し借りて、「とにかく猪突猛進にがんばる!とにかく行動する!」を心がけないとな、と身につまされました。

字幕版の上映館数が極端に少ない

本作を字幕で観たいと思っているそこのあなた……悲報です。ほとんどの映画館、吹き替え版しかやってないです。

少なくとも神奈川県内だと、「イオンシネマみなとみらい」しか上映を確認できませんでした。東京だと、お台場のユナイテッドシネマでは上映しているようですが、それにしたって極端に少ない!スカヨハや!タロン君の声が!聞けない!!

どうしても字幕版が観たい、けど遠方にしかないよ……という場合は、残念ながらお家でネット配信されるのを待たないといけないかも……。

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